シャコタン(読み)しやこたん

日本歴史地名大系 「シャコタン」の解説

シャコタン
しやこたん

漢字表記地名「積丹」のもととなったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、場所名や山岳・河川の名称としてみえ、「しやこたん」(「狄蜂起集書」・元禄郷帳・享保十二年所附)、「シヤコタン」(「和漢三才図会」所載蝦夷之図、「蝦夷志」、武藤「蝦夷日記」)、「シヤコダンベツ」(板本「西蝦夷日誌」)などと記され、漢字表記では「舎古丹」(支配所持名前帳)、「尺丹しやくたん(蝦夷商賈聞書)、「鷓鴣潭」(観国録)、「夏村」(行程記)、「積丹」(廻浦日記)などがみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android