シュタッスフルト(読み)しゅたっすふると(その他表記)Staßfurt

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュタッスフルト」の意味・わかりやすい解説

シュタッスフルト
しゅたっすふると
Staßfurt

ドイツ中部、ザクセン・アンハルト州の都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。ハルツ山地から流下するボーデ川の渡河地点にある。人口2万0700(2000)。古くから知られる岩塩生産地。三十年戦争(1618~48)後の社会不安や関税上の理由により、塩の採掘は中止された。しかしJ・v・リービヒによりカリ塩が植物栄養となることが発見され、1861年に世界最初のカリ工場が建設されて以来、カリ採掘が大規模に行われている。

[佐々木博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む