シュヴェリーン城(読み)シュヴェリーンじょう

世界の観光地名がわかる事典 「シュヴェリーン城」の解説

シュヴェリーンじょう【シュヴェリーン城】

ドイツ北部、メクレンブルクフォアポンメルン州州都で、多くの淡水湖に囲まれた町であるシュヴェリーン(Schwerin)にある城。653の絢爛豪華な部屋がある大きな規模の城である。シュヴェリーン周辺の最大の湖、シュヴェリーン湖に浮かぶ小島に建っている。その起源は、973年にスラブ人が建てた城にさかのぼる。その後、メックレンブルク公爵の居城となって増改築を繰り返し、19世紀に入ってメックレンブルク・シュヴェリーン大公によって、今日の城の姿に変えられた。フランスのロワール地方にあるシャンボール城手本にしたといわれている。現在、城内は博物館となっていて、玉座の間など城内の見学ができるほか、絵画、造形、家具、武器、メダル、アクセサリー、高価な陶器や他の手工芸品などの18~19世紀の芸術作品のコレクションを鑑賞できる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android