シラルトロ湖(読み)シラルトロこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シラルトロ湖」の意味・わかりやすい解説

シラルトロ湖
シラルトロこ

北海道東部,標茶 (しべちゃ) 町にある湖。面積 1.72km2。周囲約 12km。最大深度 2.3m。湖面標高 9m。湖名はアイヌ語シラル・ウトル (川の中の岩の間の意) に由来。釧路平野北東部に分布する海跡湖の1つ。根釧 (こんせん) 台地から流れるシラルトロエトロ川と釧路川の合流点近くにあり,東岸を国道 391号線,西岸を JR釧網本線が通る。秋・冬季に特別天然記念物のタンチョウヅル,ハクチョウ飛来釧路湿原国立公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内のシラルトロ湖の言及

【釧路平野】より

…泥炭の下に礫層や貝の化石があること,周囲の台地に谷が広く深く食い込んでいることなどから,かつては海が深く侵入して湾を形成していたものと考えられている。釧路平野の東端に見られる塘路湖,シラルトロ湖,達古武沼(たつこぶとう)などは海跡湖とされている。ほとんど未開のままの湿原は野生の動植物の宝庫であり,特別天然記念物のタンチョウの生息地(国立公園)として有名である。…

※「シラルトロ湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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