シロアムの池(読み)シロアムノイケ

デジタル大辞泉 「シロアムの池」の意味・読み・例文・類語

シロアム‐の‐いけ【シロアムの池】

Siloamパレスチナ地方の古都エルサレムにある池。古代イスラエル統一王国のダビデ王が建設した首都エルサレム(ダビデの町)の南端に位置する。旧約聖書によれば、ユダヤ王ヒゼキアがギホンの泉からシロアムの池までトンネルを掘って水源を確保したとされる。21世紀になって100メートルほど離れた場所に別の遺構が発見され、そちらが本来の池であると考えられている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシロアムの池の言及

【エルサレム】より

…パレスティナ地域の中心的都市。ヘブライ語でイェルシャライムYerushalayim,アラビア語でクドスal‐Qudsと呼ばれる。ユダヤ教,キリスト教,イスラムという普遍主義的3宗教の共通の聖都。イスラエルはこの都市を首都と定めているが,国際的には承認されていない。人口59万1000(1996,イスラエルの統計,東エルサレムを含む)。
[位置と景観]
 地中海とヨルダン地溝帯とにはさまれた形で南北につらなる山地(その北半をナーブルス山地またはベート・エルBeth‐El山地,南半をハリールKhalīl山地またはヘブロン山地と呼ぶ)の中央部分(ユデヤ丘陵ともいう)にあたる岩尾根の上に位置する。…

※「シロアムの池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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