シンナ(その他表記)〈フランス〉Cinna

デジタル大辞泉 「シンナ」の意味・読み・例文・類語

シンナ(〈フランス〉Cinna)

コルネイユの韻文悲劇。1642年初演。ローマ皇帝が国家存亡と寛容人間愛狭間で苦悩する姿を描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシンナの言及

【コルネイユ】より

…ところがこの画期的成功をねたむ劇作家たちから三統一の規則への違反,盗作と非難され,ここに〈ル・シッド論争〉が起きた。3年間沈黙したのち,今度は規則に合致した三大意志悲劇の傑作,祖国愛を扱う《オラース》(1640),寛容を説く《シンナ》(1642),殉教を語る《ポリュークト》(1642)を発表,不滅の地位を築いた。以後も絶えず新しい演劇を探求し,喜劇《噓つき男》(1644),悲劇《ロドギュンヌ》(1644),《ニコメード》(1651)と傑作を発表。…

※「シンナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android