ジエチルエーテル(読み)じえちるえーてる

化学辞典 第2版の解説

ジエチルエーテル
ジエチルエーテル
diethyl ether

C4H10O(74.12).CH3CH2OCH2CH3.エチルエーテルともいう.脂肪族飽和エーテル類の一つ.普通,エーテルというときにはジエチルエーテルをさす.製法は,実験室的には,エタノールに濃硫酸を加え,加熱して留出させる.工業的には,エテンからエタノールを合成する際に副生物として得られる.甘味,刺激臭を有する流動しやすい無色の液体.融点-116.3 ℃,沸点34.48 ℃.0.70760.1.34954.爆発範囲1.85~36.50体積%.エタノールに易溶,水に微溶.揮発性で引火しやすいために,火気を避け25 ℃ 以下の冷暗所に貯蔵する.主として医薬用(とくに麻酔剤),溶剤および化学分析用などに用いられる.[CAS 60-29-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典内のジエチルエーテルの言及

【エーテル】より

…炭素‐酸素‐炭素結合≡C-O-C≡(エーテル結合)を有する有機化合物の総称。狭義にはジエチルエーテルC2H5OC2H5の略称にも用いられる。エーテルの語はギリシア語の,天空にみなぎる霊気を意味するaithērに由来し,古くは光,熱などを伝える媒体として仮想的に考えられた媒質の名称に用いられた。…

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