ジオエコノミクスの時代(読み)ジオエコノミクスのじだい(その他表記)the era of geoeconomics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジオエコノミクスの時代」の意味・わかりやすい解説

ジオエコノミクスの時代
ジオエコノミクスのじだい
the era of geoeconomics

国家間の力関係において,経済力の比重が高まってきた時代のこと。国際関係論では,伝統的に国家中心の軍事的な力関係が重視され,地政学的発想が重きをなしてきた。しかし,今日では軍事力に対する経済力の比重が相対的に高まり,国際紛争解決の手段としても経済力の重要性が増大してきている。こうした状況をふまえ,アメリカのエドワード・ルトワクは地政学に代るジオエコノミクス (地経学) の概念を提起した。米ソの軍事的対立を中心とした冷戦体制の変容・崩壊過程は,国際関係における経済力の高まりの過程でもあり,新秩序の形成段階における米欧日の経済的3極の果す役割は大きい。

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