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地政学 ちせいがく Geopolitik; geopolitics

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地政学
ちせいがく
Geopolitik; geopolitics

20世紀初めに現れた国家学の一形態。国家の本質は,単に権利の主体,あるいは法的秩序の保障者たることにあるのではなくて,民族と国土にあり,新しい国家学は生活体としての国家を経験的に把握しなければならないとするもの。

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デジタル大辞泉の解説

ちせい‐がく【地政学】

民族や国家の特質を、主として地理的空間や条件から説明しようとする学問。スウェーデンのR=チェーレンが唱え、第一次大戦ドイツのK=ハウスホーファーが大成。ナチスの領土拡張を正当化する論に利用された。地政治学

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百科事典マイペディアの解説

地政学【ちせいがく】

英語でgeopoliticsといい,20世紀初めに現れた政治学の一形態。スウェーデンのチェレンが政治地理学を発展させて創始,国家を土地を不可欠の構成要素とする地理的有機体として扱ったもの。
→関連項目ラッツェル

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世界大百科事典 第2版の解説

ちせいがく【地政学 geopolitics】

地理的諸条件を基軸におき,一国の政治的発展や膨張を合理化する国家戦略論が地政学である。地政学という名称を最初に用いたのは(1916),スウェーデンの学者チェレン(ヒェレン)Rudolf Kjellén(1864‐1922)であったが,内容的にはドイツのF.ラッツェルが,すでに生存圏肯定の理論としてI.カント政治地理学を再編成し直し,ドイツの植民地拡大政策の根拠づけを行っていた(1889)。ラッツェルとチェレンの生存圏,自給自足大陸国家優先の地政学は,ドイツのK.ハウスホーファーによって受け継がれた。

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大辞林 第三版の解説

ちせいがく【地政学】

国家を有機体としてとらえ、その政治的発展を地理的条件から合理化しようとする理論。スウェーデンのチェーレン(Rudolf Kjellén1864~1922)が提唱し、ドイツのハウスホーファーが大成。ナチスにより領土拡張の戦略論として利用された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地政学
ちせいがく
geopolitics

スウェーデンの政治学者チェレーンRudolf Kjelln(1864―1922)によって第一次世界大戦直前につくられた用語で、政治地理学が世界の政治現象を静態的に研究するのに対し、地政学はこれを動態的に把握し、権力政治の観点にたって、その理論を国家の安全保障および外交政策と結び付ける。地政学を大成したのはドイツの軍人K・ハウスホーファーであった。彼はヒトラーのナチス党と結び付き、地政学は、第三帝国の領土拡大政策の基礎としてゲルマン民族至上主義と民族自給のための「生活圏」Lebensraumを主張するプロパガンダの手段と化した。しかし今日では南北問題の解明などのために新たな地政学が必要とされよう。[川野秀之]
『ルドルフ・チェレーン著、阿部市五郎訳『地政治學論』(1941・科学主義工業社) ▽ハウスホーファー著、太平洋協会編訳『太平洋地政学』(1942・岩波書店) ▽ルドルフ・チェレーン著、金生喜造訳『領土・民族・国家』(1943・三省堂) ▽ハルフォード・ジョン・マッキンダー著、曽村保信訳『デモクラシーの理想と現実』(1985・原書房) ▽高木彰彦他編『アジア太平洋と国際関係の変動――その地政学的展望』(1998・古今書院) ▽アントニオ・グラムシ著、上村忠男編訳『知識人と権力――歴史的・地政学的考察』(1999・みすず書房) ▽ジョン・オロッコリン著、滝川義人訳『地政学事典』(2000・東洋書林) ▽奥山真司著『地政学――アメリカの世界戦略地図』(2004・五月書房) ▽アルフレド・セア・マハン著、北村謙一訳『マハン 海上権力史論』新装版(2008・原書房) ▽曽村保信著『地政学入門――外交戦略の政治学』(中公新書) ▽倉前盛通著『悪の論理――地政学とは何か』(角川文庫)』

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