ジャン ダニエル(英語表記)Jean Daniel

現代外国人名録2016 「ジャン ダニエル」の解説

ジャン ダニエル
Jean Daniel

職業・肩書
ジャーナリスト,作家 「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」編集主幹

国籍
フランス

生年月日
1920年7月21日

出生地
アルジェリア・ブリダ

学歴
ソルボンヌ大学

受賞
国際ジャーナリズム賞〔1973年〕「残りの時代」,プリ・オージュルデュイ(今日賞)〔1979年〕「決裂の時代」,A.カミュ賞

経歴
ユダヤ系。フランス本土からの植民者の子に生まれる。「レクスプレス」副編集長、1955〜63年同誌編集長、米国の進歩的高級雑誌「ニュー・レパブリック」の寄稿家などを経て、’64年から左翼を革新することを掲げ週刊誌「ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」を創刊。’78年編集長兼主筆。のち編集主幹。同誌はサルトルマンデス・フランスの後援を受けて斬新な政治・文化空間を開き、“フランス左翼の良心”と言われる。中東問題の専門家で、キューバ危機の際のケネディ米国大統領とカストロ国家評議会議長などとの会見で知られる。またミッテラン元大統領の外交問題に関する事実上の顧問としても活躍した。フランス中道左派知識人の代表的存在。著書に「残りの時代」(’73年)、「決裂の時代」(’79年)、「神は狂信的か」(’96年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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