ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュッセルドルフ」の意味・わかりやすい解説 ジュッセルドルフDüsseldorf ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州の州都。ライン川右岸のルール工業地帯における中心的都市の一つ。 1159年にライン川の小支流ジュッセル川沿いの村 (ドルフ) として名がみえ,1288年に都市権を得た。 17世紀には選帝侯ヨハン・ウィルヘルム2世の保護のもとにバロック芸術の都として知られた。 1870年代から工業が発達し,鉄鋼,機械,ガラス,自動車などを産し,特に婦人服生産ではドイツの中心地。ルール地方の玄関として銀行や外国商社,証券取引所など多くの経済機能が集中し,ルール地方の大企業の本社も多い。都心では壮麗さで知られるドイツ有数のショッピング街ケーニヒスアレーなど,近代的な通りにビルディングが立並ぶが,旧市には 16世紀の市庁舎などの古い建造物や町並み,伝統的な祭りが残る。詩人 H.ハイネの生家,ゲーテ博物館,陶磁器の収集で知られるヘッチェンズ博物館などがある。ヨーロッパ各地とは,鉄道,アウトバーン,空路,水路によって結ばれている。市の郊外ネアンデルタールは,先史人類の遺骨が発見された地として有名。人口 58万6217(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジュッセルドルフ」の意味・わかりやすい解説 ジュッセルドルフじゅっせるどるふ →デュッセルドルフ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例