ジョブ型雇用(読み)じょぶがたこよう

知恵蔵mini 「ジョブ型雇用」の解説

ジョブ型雇用

職務、勤務地、労働時間などを明確に定めた雇用契約。主に欧米の企業で採用されている。企業は高い専門スキルを有する人材を確保でき、経済状況によって依頼していた職務がなくなった場合にも配置転換を行う必要がない。一方、労働者は自らの専門スキルを活かして職務や勤務場所を絞り込むことが可能で、ライフワークバランスを保ちやすいという特徴がある。日本では多くの企業が職務や勤務地などを限定しない「メンバーシップ型雇用」を採用しているが、近年ではグローバル化に対応し、長時間労働を改善するための雇用契約として、ジョブ型雇用が注目を集めている。

(2018-12-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android