スサビノリ(その他表記)Porphyra yezoensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スサビノリ」の意味・わかりやすい解説

スサビノリ
Porphyra yezoensis

紅藻類ウシケノリ目ウシケノリ科の海藻アサクサノリ同属で,いわゆる海苔として食用となる。潮間帯の岩上,または木の枝などに着生する。分布は北海道西・南部,本州北部,朝鮮半島である。藻体は卵形,長卵形で長さ 15~23cm,幅2~16cmで,厚さは 30~52μmと,アサクサノリよりも厚く,食用として舌ざわりは硬い。雌雄同株,嚢果には 16卵,造精器には 64精子を生じる。

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関連語 Porphyrayezoensis

栄養・生化学辞典 「スサビノリ」の解説

スサビノリ

 [Porphyra yezoensis].ウシケノリ目アマノリ属の海藻.食用にする.

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世界大百科事典(旧版)内のスサビノリの言及

【アサクサノリ(浅草海苔)】より

…紅藻植物ウシケノリ科アマノリ属の海藻。一般には,養殖されたアサクサノリやスサビノリを主原料としてつくる干しノリ(浅草海苔)を指す。アサクサノリが所属するアマノリ属は種類数が多く,日本沿岸だけでも20種以上に及ぶ。…

【アマノリ(甘苔∥甘海苔)】より

…浅草のりや佃煮の原料となる紅藻ウシケノリ科アマノリ属の総称名で,主な種類にアサクサノリ,スサビノリなどがある。熱帯域を除く世界各地の沿岸に分布する。…

※「スサビノリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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