スピライト群(読み)スピライトぐん(その他表記)spilitic suite

岩石学辞典 「スピライト群」の解説

スピライト群

曹長石を含む塩基性熔岩(枕状熔岩など),曹長石ドレライト,ケラトファイアなどのアソシエーション(association)の岩石では,いずれも相対的に高いNa量が特徴である.この中の岩石によっては,表面的には共存しない曹長石と輝石のような鉱物組合わせを示すものがある.そして多くの岩石は緑泥石,緑簾石,方解石のような低温鉱物または二次鉱物が多量に含まれている[Dewey & Flett : 1911].この岩石群は,地向斜堆積物の地域で地殻の緩慢な沈降に関係する特別なマグマの過程で形成されたと考えられている.この岩石の成因は独特の化学性および鉱物組合わせから,特別な初生的マグマからの結晶作用,自熱水作用または自変成作用,二次的なダイアジェネシスまたは変成作用,などの様々な作用が普通の火成岩に働いたためと考えられており議論の余地が多い[Amstutz : 1974]

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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