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スピリット・オブ・セントルイス スピリット・オブ・セントルイスSpirit of Saint Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スピリット・オブ・セントルイス
Spirit of Saint Louis

チャールズ・A.リンドバーグが初の大西洋単独横断飛行に成功した飛行機。「セントルイス魂」と呼ばれる同機は,ライト・ホワールウィンドJ-5-Cエンジン(237馬力)を装備するライアン NYP-1で,高翼単葉の単発機である。翼幅は 14m,全長 8.4m,速度時速 200km,航続距離 6600kmであった。機内は,本来 5人乗りのものを客席の代わりに燃料タンクをいっぱいに積み込んだ。また風防はカウリングでふさいだため前方が見えず,潜望鏡のような仕掛けを取り付けたほか,操縦席横の窓からも直接外を見ることができた。この機体でニューヨーク―パリ間 5809kmの単独飛行が行なわれたのは,1927年5月20日から 21日のこと。所要時間は 33時間半。リンドバーグは睡魔と闘いながら洋上の長距離飛行を続けた。この成功で一躍有名になったリンドバーグは,機体を船でアメリカ合衆国へ戻したのち南北アメリカ大陸を縦横に飛び回り,人々の航空への関心を盛り上げた。『スピリット・オブ・セントルイス』は,ワシントン市内にあるスミソニアン・インスティテューションのワシントン国立航空宇宙博物館に展示されている。

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