スミア(読み)すみあ

デジタル大辞泉 「スミア」の意味・読み・例文・類語

スミア(smear)

デジタルカメラなどで撮影する際、強い光源画面に入った場合に、縦方向(または横方向)の光の帯が発生する現象

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「スミア」の解説

スミア

CCD撮像素子を使用したデジタルカメラでは、明るい撮影条件下で縦方向の光のスジが入ることがあり、これをスミアという。電子式シャッターを採用したカメラの場合、シャッター後でもフォトダイオード感光。そこから漏れ出した電荷が、転送中の電荷に影響を及ぼすことからなる。スミアを防止するため、電子シャッターに加え、メカニカルシャッターを採用する機種もある。また、CMOS受光素子に使ったカメラでは、原理的にスミアは生じない。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

カメラマン写真用語辞典 「スミア」の解説

スミア

smear(=シミ、汚れ)。撮影画面に太陽などの高輝度のスポット光を写し込んだとき、その光源を中心に明るい帯状の線が発生する現象。シャッターを CCDスイッチングで行う(プログレッシブ方式)機種で起こりやすい。メカニカルシャッターで露光するCCD(インターレース式)を使ったカメラでは起こりにくい。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android