(葛西奈津子 フリーランスライター / 2009年)
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charge coupled deviceの略。電荷結合デバイスあるいは電荷転送デバイスともいう。半導体の上に作られた電極に次々と電圧をかけていくことにより,半導体中のキャリアを量を保ったまま移動させていく素子。もっとも簡単なCCDの原理を図に示す。基板に対し電極に正の電圧をかけるとその下に空乏層ができる。この空乏層内に電子がいるとその量は安定に保持される。次に右隣の電極へ正の電圧をかけると空乏層と電子は二つの電極の下へ広がり,さらにもとの電極の電圧を下げると,空乏層と電子は右の電極の下へ移動する。このように信号をキャリアの量として移動,保持できることから,コンピューターの記憶素子として用いられる。また光検出素子と組み合わせ,走査型の固体撮像デバイスとして用いられる。
執筆者:岡部 洋一
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charge-coupled device(電荷結合素子)の略称.片側に絶縁層を有する半導体を二つの電極ではさんだ構造をもち,ゲート電極下の空乏領域(電位の井戸)に,電荷を保持できるMOSキャパシターが一次元あるいは二次元に配列されている.パルス電圧を順次ゲートに加えて電位の井戸の深さをかえていくことにより,電荷を出力部に向かって順次転送することができる.光照射によって発生した電荷を,電位の井戸にためるようにすれば,光検出と信号の伝達(電荷の転送)を同時に行うことが可能であり,撮影素子として用いられる.デジタルカメラ,ビデオカメラなどに広く利用されている.
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…深海底の面積の約半分は石灰質軟泥で,残りの約半分はより深い所にあってCaCO3を0~数%しか含まない堆積物(おもに褐色粘土,一部はケイ質堆積物)でおおわれている。ブラムレットM.N.Bramletteはこの両者の境の水深を炭酸塩補償深度(略称CCD)と呼んでいる。この深度ではCaCO3の供給率と溶解率は等しい。…
…米ソ両国の交渉の結果,東西両陣営を仲介するねらいで中立非同盟の8ヵ国(ブラジル,ビルマ(現ミャンマー),エチオピア,インド,メキシコ,ナイジェリア,スウェーデン,アラブ連合)を加えた〈18ヵ国軍縮委員会Eighteen‐Nation Disarmament Committee〉(略称ENDC)が設置され,62年3月から審議を開始した。69年には,さらに8ヵ国(日本,モンゴル,オランダ,ハンガリー,パキスタン,モロッコ,ユーゴスラビア,アルゼンチン)が加入し,ENDC加入国は26ヵ国となり,名称を〈軍縮委員会会議Conference of the Committee on Disarmament〉(略称CCD)と改めた。さらに74年,東西両ドイツ等5ヵ国が加わり,加入国は31ヵ国となった。…
…深海底の面積の約半分は石灰質軟泥で,残りの約半分はより深い所にあってCaCO3を0~数%しか含まない堆積物(おもに褐色粘土,一部はケイ質堆積物)でおおわれている。ブラムレットM.N.Bramletteはこの両者の境の水深を炭酸塩補償深度(略称CCD)と呼んでいる。この深度ではCaCO3の供給率と溶解率は等しい。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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