ズルナ

デジタル大辞泉 「ズルナ」の意味・読み・例文・類語

ズルナ(〈トルコ〉zurna)

トルコ・ブルガリア・ギリシャなどでのスルナーイの呼び名。→スルナーイ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ズルナ」の意味・わかりやすい解説

ズルナ

トルコおよびアラブオーボエ属の管楽器。おもに野外で使われる。祭り結婚式での踊り伴奏など,民俗音楽太鼓と一緒によく用いられる。トルコの伝統的軍楽メヘテル(メヘテルハーネ)でも大型のズルナが主な旋律楽器として使われている。イランではソルナーと呼ぶ。→スルナイ
→関連項目ソルナーダウル

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のズルナの言及

【スルナイ】より

…ダブル・リードで音を発する木製の管楽器で円錐状の管孔をもち,基本的には大部分のものが前面7孔,裏面1孔という同一の構造をもっているが,各文化圏により名称や大きさ,材質などに微妙な違いが見られる。ペルシア語の呼称は〈祭sūrの笛nāy〉の意で,トルコのズルナzurna,北インドのシャーナーイshahnāi,インドネシアのスルナイserunai等のようにペルシア語に由来した呼称が行われている一方,チベットのギャリンrgyaling,タイのピーpīなどのようにペルシア語からは遠ざかっているものもある。中国では明代に伝えられソーナー,スオナーなどと呼ばれ,鎖吶,鎖などと記され,清代には嗩吶,蘇爾奈とも書かれた。…

※「ズルナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android