セクウェンツィア(英語表記)sequentia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セクウェンツィア」の意味・わかりやすい解説

セクウェンツィア
sequentia

「続唱」と訳される。特定ミサ書簡朗読のあと,アレルヤ唱 (またはトラクトゥス) の前に歌われる。 10世紀頃アレルヤ唱のメリスマ旋律歌詞をあてはめることから起り,多くの曲が自由につくられたが,トリエント公会議 (1545~63) で以下の4曲以外のミサにおける使用が禁止された。「ウィクティメ・パスカーリ」「ウェニ・サンクテ・スピリツス」「ラウダ・シオン」「ディエス・イレー」。のち 1727年に「スタバト・マーテル・ドロローサ」が加えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android