セラック(氷塔)(読み)せらっく(英語表記)serac

翻訳|serac

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セラック(氷塔)」の意味・わかりやすい解説

セラック(氷塔)
せらっく
serac

氷河クレバス割れ目)によって囲まれた塔状の氷塊氷塔ともいう。谷氷河アイスフォールなどの勾配(こうばい)の急な所を通過するあたりでは、氷河の氷が引き伸ばされるために割れてたくさんのクレバスができ、氷河が多くの氷塊に分断されるためセラックができる。

[小野有五]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android