セーベルナヤ・ゼムリャ(読み)せーべるなやぜむりゃ(英語表記)Северная Земля/Severnaya Zemlya

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セーベルナヤ・ゼムリャ」の意味・わかりやすい解説

セーベルナヤ・ゼムリャ
せーべるなやぜむりゃ
Северная Земля/Severnaya Zemlya

ロシア連邦中北部、タイミル自治区北部の北極海にある群島。カラ海とラプテフ海との境界に位置し、本土とはビリキツキー海峡で隔てられる。ピオネールPioner島、コムソモレツKomsomolets島、ボリシェビクBol'shevik島、オクチャブリスコイ・レボリューツィOktyabr'skoy Revolyutsii島の4大島と、付属島からなる。総面積3万7600平方キロメートル。氷帽に覆われた台地状の島が多く、最高地点は965メートル。海岸線は深いフィヨルドの湾入をなす。氷に覆われていない地域も凍土で、動植物に乏しい。1913年にロシアの探検隊が発見、30~32年には学術調査が行われた。現在ロシア連邦北極観測所がある。

[小宮山武治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android