凍土(読み)トウド

デジタル大辞泉 「凍土」の意味・読み・例文・類語

とう‐ど【凍土】

寒気で凍った土。「永久凍土
[類語]土壌土地大地壌土土砂赤土黒土緑土黄土ローム粘土陶土はに壁土アンツーカー腐植土腐葉土シルト残土

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精選版 日本国語大辞典 「凍土」の意味・読み・例文・類語

いて‐つち【凍土】

  1. 〘 名詞 〙 凍りついた地面。いてついた土。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「旭たかみややにあまねき暖かさみちわる凍土(イテツチ)つぶやきとくる」(出典一路(1924)〈木下利玄冬日)

とう‐ど【凍土】

  1. 〘 名詞 〙 こおった土。また、その地層ツンドラに発達した永久凍土層をさすことが多い。
    1. [初出の実例]「地表はどこまでも凍土の波であった」(出典:裸女のいる隊列(1954)〈田村泰次郎〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凍土」の意味・わかりやすい解説

凍土
とうど
frozen soil

地面が冷却して,土の中の水分が凍結した土壌。凍結の過程には,土中の水分がその場で凍る場合と,下層の水が吸上げられて凍る場合がある。霜柱後者の過程で生じる。凍結深度は,地熱による下方からの暖化と表層からの気温による冷却の平衡によって決定される。凍土の融解は表層と下層から始り,中間層が最後になる。融解せずに残る凍土の層を永久凍土層と呼び,この上層の季節によって凍結したり融解したりする層を活動層という。

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普及版 字通 「凍土」の読み・字形・画数・意味

【凍土】とうど

こおった土。

字通「凍」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「凍土」の意味・わかりやすい解説

凍土
とうど

永久凍土

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