タニンタリー(読み)たにんたりー(その他表記)Tanintharyi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タニンタリー」の意味・わかりやすい解説

タニンタリー
たにんたりー
Tanintharyi

ミャンマービルマ)最南部にある管区。旧名テナセリムTenasserim。西はアンダマン海に臨み、東はビラウ山脈などが南北に連なりタイとの国境をなす。面積4万3328平方キロメートル、人口134万7700(2003推計)。中心都市はダウェイ。北部のサルウィン川、南部のテナセリム川下流平野を除くと平坦(へいたん)地は少なく、海岸線は屈曲に富む。雨は夏を中心に5000ミリメートル近く降り、米作とゴム栽培に適する。タングステンアンチモン、鉛の小規模の鉱山が各地にあり、モールメインとメルギーを中心として製材工業が立地する。漁業製塩のほか、交通においても海の果たす役割が大きい。

[酒井敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む