ダベーヌ(その他表記)Davaine, Casimir-Joseph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダベーヌ」の意味・わかりやすい解説

ダベーヌ
Davaine, Casimir-Joseph

[生]1812.3.19. サンタマンレゾー
[没]1882.10.13. ガルシュ
フランスの微生物学者。 1837年学位取得。細菌が病気の原因として働くことを 60年代に実験によって示した。脾脱疽病にかかったヒツジの血液を注射されたウサギが同病におかされることを発見し,罹患動物の血液中に棒状小体の存在を認めてこれを病原体と推定した。さらに彼は,血液をろ過して小体を取除くと病原性が失われること,沈殿によって小体を集め,これを接種したとき発病することを示し,この病原性小体をバクテリドと名づけた。しかし,ときおり,罹患動物の血液に小体が認められないにもかかわらず病原性を示す場合があり,そのような例外が難点となって彼の説は評価を受けることがなかった。のちに R.コッホによって脾脱疽病菌の生活史が解明されるに及んで,この難点は解消された。

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