チブサボヤ(英語表記)Didemnum misakiense

世界大百科事典 第2版 「チブサボヤ」の意味・わかりやすい解説

チブサボヤ【Didemnum misakiense】

ホヤ綱ウスボヤ科の原索動物。本州太平洋岸からフィリピンにかけて分布し,岩石の下面などに付着している。直径2cmほどの乳房状の突起が集まって大きな厚い肉質の塊をつくる。赤みがかった橙色で,おのおの突起の先端に開く出孔口は白く縁取られている。個虫は群体の表層に1層に並んでいて,この部分に星状の石灰質小骨片が多数含まれている。【今島 実】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チブサボヤ」の意味・わかりやすい解説

チブサボヤ

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