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原索動物 げんさくどうぶつ Protochordata

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原索動物
げんさくどうぶつ
Protochordata

原索動物門に属する動物の総称。体制,生活様式はさまざまであるが,終生あるいは一生のある時期に脊索をもつこと,囲鰓腔に囲まれた鰓嚢をもつことなどの共通した特徴をもち,脊椎動物に近い動物とされる。

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デジタル大辞泉の解説

げんさく‐どうぶつ【原索動物】

動物界の一門。一時期あるいは終生脊索(せきさく)をもち、脊椎(せきつい)はもたない動物。脊椎動物に近縁とされる。尾索類ホヤ頭索類ナメクジウオなどに分けられ、すべて海産。

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百科事典マイペディアの解説

原索動物【げんさくどうぶつ】

動物界の一門。少なくとも一生の間に脊索や鰓孔(さいこう)をもつこと,また神経がときに神経管をつくる傾向のあることなどを特徴とする。脊索の違いにより,頭索類(ナメクジウオ)と尾索類(ホヤサルパ)が区別される。
→関連項目脊椎動物

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栄養・生化学辞典の解説

原索動物

 通常脊索動物門の一群に含める動物の一群であるが,一群を別にする説もある.脊椎骨はなく,脊索,背部神経管,さい裂,囲さい腔,内腔をもつ動物の群.

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世界大百科事典 第2版の解説

げんさくどうぶつ【原索動物 Protochordata】

動物分類上の1門。脊索が生ずるところから脊椎動物門と合わせて脊索動物門とされることもあり,無脊椎動物の中でもっとも脊椎動物に近い動物群である。すべて海産。この動物群に共通している性質は,終生あるいは幼生期に消化管の背側に脊索が存在し,咽頭(いんとう)部の両側に鰓孔(えらあな)の列があり,神経がときに神経管をつくり,内柱をつくることなどである。このような性質は脊椎動物の発生中に現れたり,ある種の脊椎動物と共通している。

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大辞林 第三版の解説

げんさくどうぶつ【原索動物】

動物分類上の門の一。終生または一時期に脊索せきさくを有する動物。脊椎の発達はみられない。すべて海産で、ホヤ・サルパなどの尾索類(被囊類)とナメクジウオなどの頭索類(無頭類)とからなる。脊椎動物と併せて脊索動物と呼び、無脊椎動物から脊椎動物への進化を考えるうえで重要。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原索動物
げんさくどうぶつ

脊索(せきさく)およびその背方に位置する中空の神経管、鰓裂(さいれつ)(咽頭(いんとう)側壁の裂け目)、それに咽頭腹正中を縦走する内柱を、生活史の少なくとも一時期にもつが、脊椎(せきつい)は終生もたない海産動物の総称。脊索を尾部にもつもの(尾索類Urochordata=被嚢(ひのう)類Tunicata)と、それが体全長にわたるもの(頭索類Cephalochordata)とに大別される。冒頭にあげた諸特徴のうち、内柱は脊椎動物の甲状腺(せん)の先駆とみなされ、また脊椎を除くほかの特徴は脊椎動物と共通する。このため、尾索、頭索、脊椎の3動物群を系統的に近縁とみなして、脊索動物門Chordataの3亜門にそれぞれ位置づける近年の傾向があるが、前二者を原索動物門Protochordataとして独立させる体系もなお用いられている。かつては、半索動物をも原索動物の一員とみなしたが、前者の口盲管と後者の脊索との相同性が否定され、現在では原索動物から除外している。なお、近年、微化石コノドントを体内にもった動物の化石が得られ、これを脊索動物とみなして錐歯索(すいしさく)動物亜門Conodontochordataをたてる説、あるいは従来棘皮(きょくひ)動物に位置づけられてきた海果類(化石)を、すべての脊索動物の祖先形とみなしてカルキコルダータ亜門Calcichordataをたてる説が提唱されているが、前者は異論が多く、後者もまだ大方の支持を得るに至っていない。
 脊索の構造には多様性が著しく、原索動物の系統進化に関する種々の議論をよんでいる。すなわち、頭索類では、脊索は筋肉性で脊髄神経の支配を受ける。一方、尾索類においては、ホヤ類幼生のあるものや尾虫類では、細胞外基質を扁平(へんぺい)単層上皮が包み込む構造であるが、マボヤやウミタル類の幼生では、一列に配列した細胞からなる。なお、脊椎動物では一般に多数の空胞細胞から構成される。[西川輝昭]

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世界大百科事典内の原索動物の言及

【動物】より

…しかし,これらを二つの門に分ける見解もあり,ここでは後者に従っておく。(a)はっきりした頭がなく,体は胴と舵状の尾からなり,軟骨または硬骨の脊柱や頭骨はないもの 〈原索動物門〉が含まれ,これに脊索が幼生の尾部にしかない被囊(ひのう)亜門と,脊索が成体にもあり,体の全長にわたっている頭索(とうさく)亜門がある。被囊亜門はオタマボヤ,ホヤ,サルパの類で,約2500種があり,海生。…

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