チャンデーラ朝(読み)チャンデーラちょう(英語表記)Candella

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャンデーラ朝」の意味・わかりやすい解説

チャンデーラ朝
チャンデーラちょう
Candella

10世紀から 14世紀初めまでインド中央部で栄えた王朝チャンデッラ朝とも呼ばれる。9世紀初めプラティーハーラ朝のもとにあってブンデルカンドで王朝を建て,10世紀にヤショーバルマンとダンガの父子勢力を広げて,中央インドの有力な王朝となった。 12世紀になると再び強力となったが,ゴール朝軍隊進攻にあい,1203年の敗戦後は衰亡,1311年頃ハルジー朝に滅ぼされた。都カジュラーホには有名な寺院群があり,王朝の繁栄を偲ばせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のチャンデーラ朝の言及

【チャンデッラ朝】より

…中央インドの王朝。チャンデーラ朝とも呼ばれる。10世紀ブンデールカンド地方(当時のジェージャーカ・ブクティ)に興り,プラティーハーラ朝に服属したが,その衰退にともない,10世紀末に独立して北インドの有力な王朝となった。…

※「チャンデーラ朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android