コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

強力 ごうりき

9件 の用語解説(強力の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

強力
ごうりき

山伏,修験者 (しゅげんじゃ) に従い,力役 (りょくえき) をつとめる従者の呼称。修験者が,その修行の場を山野に求め,長途の旅を続けたところから,その荷をかついでこれに従った者。中世になると社寺あるいは貴族に仕え,輿 (こし) をかつぐ下人をも強力と称した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きょう‐りょく〔キヤウ‐〕【強力】

[名・形動]力や作用が強いこと。また、そのさま。ごうりき。「強力な味方」「運動を強力に推進する」
[派生]きょうりょくさ[名]

ごう‐りき〔ガウ‐〕【強力/剛力】

[名・形動]
力が強いこと。また、そういう人や、そのさま。「―無双」
登山者の荷物を背負い道案内をする人。「富士山の―」
修験者に従って荷物を運ぶ下男。
「いかにこれなる―、留(と)まれとこそ」〈謡・安宅

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

強力【ごうりき】

剛力とも記す。古くは修験(しゅげん)者や山伏などの荷を背負って霊山に登った従者のこと。現在では登山者の荷を背負って案内する人をいう。→シェルパぼっか

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル大辞泉プラスの解説

強力(ごうりき)

麻宮騎亜の漫画『怪傑蒸気探偵団』、テレビアニメ『怪傑蒸気探偵団 TV(テレビ) ANIMATION SERIES』(1998-1999)に登場するオートマトン。身長5メートル、重量30トン。蒸気で可動。自律行動が可能。

強力(ごうりき)

酒造好適米の品種のひとつ。鳥取県の渡邊信平が21種の在来品種から選抜したもの。鳥取県農業試験場で1915年に強力1号、強力2号を純系分離された。戦後に栽培されなくなったが、1985年ごろに県内の酒蔵らによって復活された。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ごうりき【強力】

剛力とも書く。修験者,山伏などに従う下僕や召使のことで,荷を背負って山岳を歩いた。後には,霊山での登拝者の従者,荷を負って登山客の山案内をする人の意に変化した。立山では,中語(ちゆうご)と称し,登拝者は,山麓でこの人を頼み,その案内で山に登り,山中の各所で故事伝説を語り聞かせられつつ,山頂に至った。中語の本義は,神と人との間に立って,相互の意志を伝えあう媒介機能を果たすものを意味したと思われる。歩荷(ぼっか)【鈴木 正崇】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

きょうりょく【強力】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
力や作用が強い・こと(さま)。 「 -な打撃力」 「改革を-に押し進める」
[派生] -さ ( 名 )

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

強力
ごうりき

荷物を負って運搬する者のことをいう。現在はもっぱら、登山者の荷物を運びながら道案内をする者をさしている。しかし、より古い時代には、修験者(しゅげんじゃ)が各地を回る際、その供をして荷物を担いでいく者のことをいったらしい。鎌倉期以降、力者(りきしゃ)とよばれる人々が出てくるが、これは力仕事を業とするものである。その種類は非常に多く、「~力」として区別するようになっていった。たとえば、遠くへ手紙を届ける者は「脚力(きゃくりき)」と称している。「強力」もその一つとして生み出されたことばと推定されている。ただし、「強」は当て字のようで、かつては「合」の字があてられたとする説もある。仕事の性格上、単に力が強いというだけでなく、信頼感が要請されたから、その命名も外見だけの単純なものではなかったろう。なお、近年の強力はこれと直線的に連なるものではなく、中部山岳地帯の背負い運搬業者である歩荷(ぼっか)の仲間から出たものといわれている。[胡桃沢勘司]
『「能と力者」(『定本柳田国男集7』所収・1962・筑摩書房) ▽「明治大正史・世相篇」(『定本柳田国男集24』所収・1963・筑摩書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

強力の関連キーワード修験者山伏下僕修験時に従う世に従う曽美加久堂奉礼鈴懸兜巾(頭巾)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

強力の関連情報