ティアマト

百科事典マイペディア「ティアマト」の解説

ティアマト

古代バビロニア原初的神格,女性的混沌(こんとん)の象徴。同じく男性的混沌の象徴たるアプスの配偶神。世界創造叙事詩《エヌマ・エリシュ》においては悪竜の姿で魔軍を率いて神々の軍勢と戦い,マルドゥクに裂かれ,その死体から天と地とが作られたという。
→関連項目エヌマ・エリシュ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典「ティアマト」の解説

ティアマト

(Tiamat) バビロニアの創造神話における、原初の海を人格化した神。マルドゥク神によって殺されると、そのからだから世界が生まれる。→エヌマエリシュ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内のティアマトの言及

【目∥眼】より

…なお,《アメン・ラー讃歌》にはアメンの都市テーベが〈全土の目〉〈アトゥム神の聖眼〉〈ラー神の目〉とたたえられている。他方,バビロニアの天地創造物語《エヌマ・エリシュ》によれば,女神ティアマトの両眼はユーフラテス川とティグリス川の源となった。 北欧神話の主神オーディンは片目である。…

※「ティアマト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

常任理事国

国連安全保障理事会の構成国(15か国)のうち、中国(1971年中華人民共和国が中華民国にかわり代表権を獲得)、フランス、ロシア(1991年ロシア連邦がソビエト社会主義共和国連邦の地位を継承)、イギリス...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android