山川 世界史小辞典 改訂新版 「マルドゥク神」の解説
マルドゥク神(マルドゥクしん)
Marduk
バビロニアの天地創造神。もとはバビロンの市神。バビロンの興隆とともにバビロニアの最高神となる。エアの長子で,ティアマトに勝ち,50の称号を得て神々の権能をあわせもった。生命の主として人間,動植物をつくり,天地の主として大地,天体をつくり,また病魔を除き,天体の運行を定めた。配偶神はサルパニトゥ。バビロンの神殿遺跡は有名。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報