日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティチナ」の意味・わかりやすい解説 ティチナてぃちなПавло Григорьевич Тычина/Pavlo Grigor'evich Tïchina(1891―1967) ウクライナの詩人。トゥイチナともいう。農民の出身で神学校に学ぶ。1912年詩壇に登場。『鋤(すき)』(1920)、『ウクライナからの風』(1924)、『はがねとやさしさ』(1941)その他の詩集で民衆の心と民族間の友情を歌った。旧ソ連各民族詩の翻訳や文芸評論、社会評論も行い、またM・バジャンとともにウクライナ国歌を作詞した。[沢崎洋子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例