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テザリング てざりんぐTethering

知恵蔵の解説

テザリング

モバイル機器を経由して、無線LANなどのネットワーク機能を搭載したパソコンタブレット端末をインターネットに接続させる機能。テザー(Tether)機能とも呼ばれ、Tetherには「つなぐ」という意味がある。
海外製のスマートフォンなどでは、以前からテザリング機能に対応しているものがある。だが、同機能を有効にすると、スマートフォンの使用料金内で、パソコン等でのインターネットが事実上無料で利用できることになる。よって、パソコン向けデータ通信機器の販売等に影響を及ぼすことや、通信回線の混雑が懸念されることなどを理由に、機能の利用を可能にするか否かは、携帯電話事業者の判断に委ねられており、10年までに国内で販売されている多くのスマートフォンでは、テザリング機能を利用不可にしているものがほとんどだった。
しかし、11年になると、au(KDDI社)やNTTドコモ社から、テザリング機能の利用を可能にしたスマートフォンが相次いで発表された。auの「htc EVO」は、最大8台まで、NTTドコモ社の「SH-12C」や夏モデルでは最大5台までのテザリング利用が可能となっている。
しかし、これらのサービスでは、通信量が規定値を超えると通信速度が制限されたり(au)、通常のパケット定額サービスの料金を上回る別サービスの料金が加算される(NTTドコモ)などとなっているため、注意が必要だ。

(横田一輝  ICTディレクター / 2011年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

パソコンで困ったときに開く本の解説

テザリング

携帯電話やスマートフォンなど、携帯電話回線などでインターネットに接続できる機器がもつの機能のひとつで、パソコンやタブレットなどの通信を中継してインターネットにつなぐものです。iPhoneなどでは「インターネット共有」と呼びます。パソコンなどとは、USBケーブルや無線LAN、Bluetoothなどで接続し、携帯電話やスマートフォンなどが通信機器として振る舞います。テザリング中は自機側でも通信が可能です。

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テザリング
てざりんぐ
tethering

スマートフォンをはじめとする携帯電話などの通信機能を使って、パーソナルコンピュータ(パソコン)や他のモバイル端末をインターネットなどへ常時接続すること。英語で足かせやつなぎ止めることを意味するtetherからきている。テザー機能とよばれることもあるが、デザリングは誤用。
 パソコンや携帯ゲーム機など、それ自身では通信機能をもたないモバイル機器の場合、インターネットを利用するにはデータカードなど専用の通信用周辺機器および通信の契約が必要となる。そのかわりにスマートフォンなどをモデムとして、無線LAN(ラン)やBluetooth(ブルートゥース)、USBケーブルを使ってモバイル機器とつなぐことで、手軽にインターネットを利用することができるようになる。
 ただし、テザリングは送受信のデータ量が大きく、利用者が多くなると回線を圧迫するので、すべての通信事業者がテザリングによる常時接続を認めているわけではない。とくに、テザリングによる回線利用が定額制料金の対象外である場合、使用後に高額な料金を請求されるケースもあるので注意が必要となる。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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