テヘラン国立考古博物館(読み)テヘランこくりつこうこはくぶつかん(英語表記)National Archaeological Museum of Teheran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テヘラン国立考古博物館」の意味・わかりやすい解説

テヘラン国立考古博物館
テヘランこくりつこうこはくぶつかん
National Archaeological Museum of Teheran

イランテヘランにある博物館。イラン・バスタン博物館 Muzech Iran Bastanともいう。 1917年創設。 26年にマッスード宮「鏡の間」に移されたのち,37年に現在の建物 (フランスの A.ゴダール設計) に移転された。先史時代,各王朝時代,イスラム時代のきわめてすぐれた遺物収蔵。スーサ出土の彩文土器,ペルセポリス出土の『ダリウス王謁見の浮彫』,シャミー神殿出土の青銅製『パルティア貴人立像』,イスラム時代のミニアチュールなどのほか,正倉院宝物と同じササン・ガラスのカットグラス碗が展示されており,東西文明の交流を示すものとして興味深い

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android