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ディフカーン ディフカーン dihqān

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ディフカーン
ディフカーン
dihqān

中世イランおよび西トルキスタンにおける村落の長,または地主階級。6世紀頃から台頭し,主として徴税の任をになって,ササン朝の農村支配に重大な役割を果した。イスラム期にも引続き地方行政および徴税の任にあたったが,11世紀以降,イクター制の普及によって,その地位と影響力を急速に失い,やがてこの名称は単に農民を意味するだけとなった。

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世界大百科事典内のディフカーンの言及

【ササン朝】より

…ゾロアスター国教会の成立は,貴族に対抗する新しい勢力の出現を意味した。ササン朝後半にディフカーンdihqān(村の領主)と呼ばれる小貴族層が成長し,ホスロー1世の改革はディフカーンを官僚,軍隊に取り入れることによって中央集権の強化に成功した。社会は祭司,戦士(貴族),書記(官僚),平民の4階級に分かれ,支配階級に属する上の3者には免税の特権が与えられていた。…

【村】より

…アラブの征服軍は支配下の農村社会には手をつけず,租税(ハラージュジズヤなど)の徴収だけを唯一の目的にしていたからである。初期イスラム時代には,コプトの村長であるエジプトのマーズートmāzūtやイラク・イランの在地土豪であるディフカーンdihqānが,在地の有力者として租税の割当てやその徴収に責任を負っていた。しかし8世紀ころからアラブが地主となってむらに定着し,また官僚的な徴税機構が整うようになると,これらの村長はしだいに地方名士としての地位を喪失し,代わってシャイフと呼ばれるアラブの村長がむら社会をとりしきるようになった。…

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