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デジグラフィ でじぐらふぃ digigraphy

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知恵蔵2015の解説

デジグラフィ

デジグラフィとはフォトグラフィー(photography)に対応する言葉であり、飯沢耕太郎がデジタル画像と従来の「写真」との差異を強調するために『デジグラフィ――デジタルは写真を殺すのか?』(中央公論新社、2004年)で使い始めた。その後、東京都写真美術館で「ポスト・デジグラフィ」展(06年8〜10月)が開催されるなど、一般的にも使用されるようになってきている。1990年代後半からデジタルカメラが急速に普及し、02年には世界市場の出荷台数において銀塩フィルムを使用するアナログカメラを完全に追い抜いた。それに伴って、写真の制作・表現の現場はデジタル化の波に覆い尽くされている。デジグラフィは、改変性(画像を自由に変更できる)、現認性(画像をその場で確認できる)、蓄積性(画像を大量に記録・保存できる)、相互通信性(画像を簡単に送受信できる)、消去性(画像をすぐに消せる)などの特徴を持つ。これらの特性を生かして、現実世界をどのように把握し表現していくのかが問われている。

(飯沢耕太郎 写真評論家 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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