トカゲエソ(読み)とかげえそ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トカゲエソ
とかげえそ / 蜥蜴狗母魚
lizardfish
[学]Saurida elongata

硬骨魚綱ハダカイワシ目エソ科に属する海水魚。頭部は上下に扁平(へんぺい)で、胴部は円筒形である。背びれが体の中央よりやや前方寄りに位置し、その直下より前方に腹びれがある。尾部背面に脂びれがある。胸びれは小さく腹びれの基部に達しない。背びれは11~12軟条、臀(しり)びれも11~12軟条である。尾びれは二叉(にさ)する。鱗(うろこ)は小さく、側線鱗(りん)数は62~66枚。目は頭の前方に位置している。標準体長は50センチメートルほどになり、南日本から東シナ海にかけての浅海に生息し、食用となる。近似種にワニエソ、マエソ、マダラエソなどがあり、いずれも南日本からインド洋にかけての暖海に生息する。[上野輝彌]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のトカゲエソの言及

【エソ(狗母魚)】より

…英名のlizardfish(トカゲウオ)もこれに由来する。全世界の海に4属約34種が知られているが,そのうち日本近海からは,マエソ属Sauridaのマエソ,ワニエソ,トカゲエソ,マダラエソ,オキエソ属Trachinocephalusのオキエソ,アカエソ属Synodusのアカエソ,スナエソ,ホシノエソ,ハナトゴエソ,チョウチョウエソの3属18種が知られている。各種にはそれぞれ地方名が非常に多く,混同しやすい。…

※「トカゲエソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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