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トミスラフ Tomislav

世界大百科事典 第2版の解説

トミスラフ【Tomislav】

クロアチア公(在位910ころ‐924ころ),クロアチア王(在位924ころ‐928ころ)。生没年不詳。ユーゴスラビアのクロアチア最初の王で,クロアチア中世をほぼ200年間支配したトルピミロビッチ朝(845ころ‐1091)中興の祖。マジャール人と戦い国境をドラバ川まで拡大し,ビザンティン帝国からはダルマツィアを得て王を称した(924)。宗教会議を開き(925,928),スラブ語の典礼を禁ずるなどして全土をスプリト大司教座の下,ローマ・カトリック教で統一した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のトミスラフの言及

【クロアチア】より

…この機に乗じ,クロアチア人は政治的単位として自らを強化し,9世紀末のブラニミル王の治世下,クロアチアは王国としてヨーロッパ諸国の君主や教皇からの承認を受けることに成功した。さらに,10世紀初めにトミスラフ王はクロアチア人地域を統一し,クロアチア王として教皇によって戴冠されたのである。しかし,トミスラフ以後のクロアチアは,ビザンティンとベネチアの度重なる攻撃を受け,また王位継承をめぐる内紛もあり,その国力をしだいに弱めた。…

※「トミスラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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