トンコナン(その他表記)Tonkonan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トンコナン」の意味・わかりやすい解説

トンコナン
Tonkonan

インドネシアスラウェシ島,内陸山間部に居住するサダン・トラジャ族の伝統的家屋。棟が両端でそり,妻側が長く張出した鞍型の屋根特徴とする。棟持ち柱には水牛の角が飾られ,その数によって家の格式が示される。トンコナン5~10棟で一つの集落をなす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のトンコナンの言及

【トラジャ族】より

… トラジャ族の家屋建築は華麗なことでよく知られる。トンコナンと呼ばれるその家屋は,高床式で4本の柱と前後2本の補助柱によって支えられる。床は板や竹で張られ,壁は籐(とう)などで編まれ,釘は1本も使われない。…

※「トンコナン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む