ドゥエ聖書(読み)ドゥエせいしょ(その他表記)Douai Version

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドゥエ聖書」の意味・わかりやすい解説

ドゥエ聖書
ドゥエせいしょ
Douai Version

トリエント公会議教令に従ってウルガタ訳聖書から訳された英語訳聖書宗教改革によりイギリスより逃れたカトリック聖職者たちによって 1582年にフランスランス新約聖書が,1609~11年にドゥエ外典を含む旧約聖書が出版された。ランス・ドゥエ聖書ともいわれ,『欽定英訳聖書』に多大の影響を及ぼした。イギリスのカトリック教徒の聖書として長い間用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android