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欽定英訳聖書 きんていえいやくせいしょThe Authorized Version of the English Bible

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

欽定英訳聖書
きんていえいやくせいしょ
The Authorized Version of the English Bible

1604年にジェームズ1世が招集したハンプトンコート宗教会議で提案され,王の支持を得て計画,実行された英訳聖書で,『ジェームズ王聖書』 King James' Bibleとも呼ばれる。当時のすぐれた学者や宗教家 53名が選ばれ,分担して翻訳,約3年半かかって完成し 11年に出版された。初めの方針は 1568年の『監督聖書』 Bishops' Bibleをもとにすることであったが,実質的にはティンダル訳聖書 (1525~30) に従い,マシュー訳 (37) ,カバーデール訳聖書 (35) なども適当に参照している。その後,『改訳聖書』 The Revised Version (1881~85) が出され,近くは『新英訳聖書』 The New English Bible (1961~70) が完成したが,欽定訳はその簡潔で力強い表現や英語国民の共通財産となった数多い名言佳句のため,今日でも愛用されており,英語,英文学に与えた影響は甚大である。

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