精選版 日本国語大辞典 「教令」の意味・読み・例文・類語 きょう‐れいケウ‥【教令】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 教えいましめて命令すること。いましめさとすこと。教示。きょうりょう。[初出の実例]「退歩を教令せしめ、進歩を教令せしむ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)授記)[その他の文献]〔韓非子‐外儲説左上〕② それぞれの季節、時節に行なうべき行事、儀式などの規定。[初出の実例]「林翻落葉紅、蕭条為二教令一」(出典:菅家文草(900頃)一・秋風詞)[その他の文献]〔史記‐太史公自序〕③ ⇒きょうりょう(教令)①② きょう‐りょうケウリャウ【教令】 〘 名詞 〙 ( 「りょう」は「令」の呉音 )① 仏語。大日如来の、衆生を救えという教勅のこと。〔金剛頂経‐一〕② 仏語。大日如来の教えに従わない者を教化するために怒りの相を表わすこと。普通、不動明王がその任にあたる。[初出の実例]「伏願。教令五忿。揮輪劔而降魔怨。自性十六。麾惟宝而滋福寿」(出典:性霊集‐八(1079)被修公家仁王講表白)③ =きょうれい(教令)①[初出の実例]「教令(ケウリャウ)違犯の基なり」(出典:御成敗式目仮名抄(室町末)一八条) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「教令」の読み・字形・画数・意味 【教令】きよう(けう)れい 命令。〔史記、文帝紀〕渭北に軍せしめ、車千乘、騎卒十、親しく自ら軍を勞(ねぎら)ひ、兵を勒して令を申(の)べ、軍の卒に賜ふ。字通「教」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報