ドナウ氷期(読み)ドナウひょうき

百科事典マイペディアの解説

ドナウ氷期【ドナウひょうき】

ギュンツ氷期に先立つ更新世最初の氷期。最初B.エーベルがアルプス北部で研究し,1930年設定したが,ギュンツ氷期の亜氷期とする意見も多かった。氷床の広がりは氷河時代中最小と思われるので,氷期といわずにドナウ寒冷期ともいわれた。その中でも2〜3回の寒暖の繰返しがあった。この時期には世界各地で,第三紀の温暖な気候に適した生物に代わって,北方型あるいは寒冷型の生物群が出現し,最古の原人(ホモ・エレクトス)も本期に生活していた。同時期の氷期を北欧ではエブロン氷期という。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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