ドーム山(読み)どーむさん(英語表記)Dom

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドーム山」の意味・わかりやすい解説

ドーム山
どーむさん
Dom

スイス南西部、アルプス中部のワリス・アルプスにある山。テッシュホルン、ナーデルホルンなどの峰とともにミシャベル山群を構成する。標高4545メートルは、モンブラン、モンテ・ローザに次ぐアルプス第三位。国境上でなく、完全に領内にある山としてはスイス最高峰。ドイツ語のドームには円頂の意味(フランス語ではdômeとつづりが異なる)もあるが、この山は尖峰(せんぽう)で、山名は僧会議員の役名に由来する。1858年J・L・デービスらが初登頂。

[徳久球雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android