ナシマダラメイガ(読み)なしまだらめいが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナシマダラメイガ」の意味・わかりやすい解説

ナシマダラメイガ
なしまだらめいが / 梨斑螟蛾
[学] Ectomyelois pyrivorella

昆虫綱鱗翅(りんし)目メイガ科に属するガ。はねの開張25ミリ内外。前翅は薄墨色、2本の白色横線のへりは黒色で縁どられ、横脈上には黒色の短線がある。後翅はやや黒みを帯びる。日本、朝鮮半島、中国東北部に分布する。幼虫ナシの著名な害虫で、年2回発生し、若齢で越冬する。春に活動を始め、花芽を糸でつづって内部から次々に食い移り、果実が親指大になると食入し、数個の幼果を損ない、5、6月ごろ果柄(かへい)の基部と枝とを糸でつづって幼果が落ちないようにして果実の中で蛹(さなぎ)となる。第2回目の幼虫は7月ごろかなり成長した果実に食入し、その中で蛹化(ようか)する。

[井上 寛]

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