ナブコ・デ・アラウジョ(英語表記)Nabuco de Araújo, Joaquim Aurélio Barreto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナブコ・デ・アラウジョ」の意味・わかりやすい解説

ナブコ・デ・アラウジョ
Nabuco de Araújo, Joaquim Aurélio Barreto

[生]1849.8.19. レシフェ
[没]1910.1.17. ワシントンD.C.
ブラジルの政治家,外交官,著作家。ブラジル北東部の貴族的な家柄の出身で,1878年父の跡を継いでペルナンブコ州から上院議員当選。ブラジル反奴隷制協会を創設し,88年の奴隷制廃止法 (黄金法) の成立に貢献した。 89年の共和国宣言とともに,君主制主義者の彼は政界から退き,文筆活動に専念したが,1900年政界に復帰。 05年にブラジルの初代アメリカ駐在大使に任命され,親アメリカ派として知られた。主著"Camões e Os Lusíadas" (1872) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android