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レシフェ Recife

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レシフェ
Recife

ブラジル北東部,ペルナンブコ州州都。南アメリカの東端,大西洋にのぞむ大港湾都市で,同国北東部の政治,経済,文化の中心地となっている。市名はポルトガル語で「礁」の意で,市の沖合いに連なり港を外洋から保護している岩礁に由来。高温多雨の熱帯気候で,年平均気温は 26℃に上るが,南東貿易風により暑さはやや緩和される。年降水量は 1500~2000mmでおもに3~8月に降る。 1530年代にこの地域に入植したポルトガル人の富裕階級はおもにオリンダに住み,その南に位置したレシフェは砂糖の積出しや輸入のための港として利用されたにすぎなかったが,1630~54年オランダ人に占領されていた間に市街地が整備され,サトウキビのプランテーション地帯を背後に控えて商業中心地として繁栄。 18世紀以降サトウキビ栽培の中心が同国南部に移るとともに,北東部一帯は経済的に衰退。 1960年代以降連邦政府により北東部経済開発計画が進められ,市はその中心地として急速に発展,商業活動が活発化するとともに,市内外には繊維,金属,食品など各種の近代的工業が進出している。市街はカピバリベ,ベベリベ両川の河口部に広がり,両川によって半島部 (港湾地区) ,島 (商業・行政地区) ,本土部 (住宅・商業地区) に分けられ,各地区はいくつもの橋で結ばれている。市を取巻いてパウリスタ,ジャボアタン,サンローレンソダマタなどの近郊工業都市が立地し,レシフェ大都市圏を形成する。文化中心地として,市内にはペルナンブコ連邦大学 (1946) をはじめとする多数の高等教育・研究機関,図書館,博物館,劇場などがあり,交響楽団をもつ。同国の主要港の一つとして水運が盛んなほか,陸上交通の要地でもあり,州内外からの鉄道,道路が集り,ペルーへ通じるトランスアマゾン・ハイウェーの起点ともなっている。南西郊には国際空港がある。面積 209km2。人口 129万 149 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

レシフェ(Recife)

ブラジル東端部、ペルナンブコ州の州都。大西洋に面する港湾都市。砂州や島上に建設されたため水路が多く、「ブラジルベネチア」とよばれる。人口、行政区155万(2008)。

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百科事典マイペディアの解説

レシフェ

ブラジル北東部,ペルナンブコ州の州都で大西洋岸の港湾都市。大西洋岸の2島と本土にまたがって市街地が発達し,多くの橋で結ばれる。ヨーロッパへの海・空路の要地で,製糖・繊維工業が行われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

レシフェ【Recife】

ブラジル北東部,ペルナンブコ州の州都で,大西洋岸の港市サルバドルとともに北東部の重要都市である。人口129万6995(1991)。二つの河川の合流河口にある。大陸部と半島および,その間の島からなり,運河や橋が多く,〈ブラジルのベネチア〉とも呼ばれる。16世紀にはオリンダの郊外にある港にすぎなかったが,18世紀に町(ビラ)になり,独立後の1823年に市に昇格した。植民地時代は糖業の中心地として栄え,当時の教会が数多く残り,カーニバル期間の行事が有名である。

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大辞林 第三版の解説

レシフェ【Recife】

ブラジルの東端部、大西洋に臨む港湾都市。砂糖・綿花・サイザルなどを輸出する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レシフェ
れしふぇ
Recife

ブラジル北東部、ペルナンブコ州の州都。旧称ペルナンブコPernambuco。人口142万2905(2000)、同国第8位の大都市である。北東部の商工業、行政、文化の中心地で、地域開発の拠点となっている。大西洋に面する貿易港として砂糖、ラム酒、綿花などを輸出し、金属、繊維工業、農畜産加工業が立地する。ブラジルでもっとも早く発達した港湾都市で、ポルトガルの植民とサトウキビ栽培の発展によって栄えた。最初オリンダに置かれていたポルトガルのブラジル統治の総督府も、のちレシフェ(当時はペルナンブコ)に移った。市内はサン・アントニオ教会、カペラ・ドラーダ(黄金の礼拝堂)をはじめ、植民地時代をしのばせる多数の寺院や史跡に富む。砂州と島の上に建設されたため市中を運河が流れ、「ブラジルのベニス」と称される。近郊にはボア・ビアージェン、ビエダーデなどの海浜保養地がある。市の北部の古都オリンダは、修道院、教会などが数多く残るブラジル第一級の史跡である。[山本正三]

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