ナワ族(読み)ナワぞく(その他表記)Nahua

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナワ族」の意味・わかりやすい解説

ナワ族
ナワぞく
Nahua

プエブラ州を中心にメキシコ中央部各州に居住するメキシコ最大の先住民。ナワトル語を話す。人口約 150万と推定される。かつて大帝国を築いたアステカ民族ナワの一民族である。現在のナワ族はメキシコの典型的農民層の一部を形成している。しかし村および村の集合体ムニシピオが自律的単位となっていて国家への帰属意識は薄い。トウモロコシ,豆類のほか,リュウゼツラン (竜舌蘭) ,サトウキビ,米,コーヒーを生産する。焼畑農耕を行うが近代農法も取入れられている。ワタ羊毛織物が代表的な工芸品である。また代親制度は広く存在し,代親と実親との紐帯は強い。ナワ族の娘が聖母として現れ奇跡を起したというグアダルペ聖母の伝説は広く信仰され,メキシコ農民の守護神となっている。これはアステカ時代の宗教とキリスト教との融合例として知られている。

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