ニジニャヤトゥングスカ川(読み)ニジニャヤトゥングスカがわ(その他表記)reka Nizhnyaya Tunguska

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ニジニャヤトゥングスカ川
ニジニャヤトゥングスカがわ
reka Nizhnyaya Tunguska

ロシア中東部,東シベリア,イルクーツク州とクラスノヤルスク地方を流れる川。エニセイ川の右岸支流。全長 2989km。流域面積 47万 3000km2。アンガラ丘陵北東部に源を発し,中央シベリア台地を北流してのち西流し,トゥルハンスクでエニセイ川下流部に注ぐ。流域の大半はタイガ地帯で,中流部に注ぐ左岸支流イリンペヤ川の合流点より上流は広い谷を流れ,ところどころに砂州をつくるが,下流では谷がせばまり多くの峡谷早瀬がある。 10月中旬~5月中旬は結氷。エニセイ川への合流点から約 800km上流のトゥラーまで航行可能。木材流送も行われる。流域には大規模なトゥングース炭田がある。

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