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ニュンファエウム nymphaeum

世界大百科事典 第2版の解説

ニュンファエウム【nymphaeum】

ニンフに献ぜられた聖所を意味するラテン語。ヘレニズム時代から泉,水源地,都市内の水汲場にモニュメンタルな建造物が設けられるようになり,通常はその建物を指す。建物はフロンス・スカエナエfrons scaenae(舞台背景部分)を模したものや,エクセドラ形のものが多く,オリュンピア,ローマのセプティミウス・セウェルスが建立したセプティゾディウム,〈ハドリアヌスの別荘〉などのニュンファエウムが有名。【青柳 正規】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のニュンファエウムの言及

【グロッタ】より

…ときには岩が怪奇にそそり立つ崖地,廃墟,人工の堡塁などをも指すが,建築・庭園の分野では人工的な洞窟ないし洞窟的な小房をこう呼ぶ。先史時代以来,洞窟は地母神や水神,生殖神などの信仰と結びついており,古代ギリシアやローマでは,湧水のある洞窟が神祠として崇敬され,やがて庭園内に洞窟に見たてた小祠(ニュンファエウム)を造ったり,浴場をそうした聖なる洞窟になぞらえることが行われるようになる。ルネサンス期にこの古代の風習が復活し,グロッタの名で,噴泉を擁した洞窟的な空間にさまざまの神話的彫像を配したものが,庭園の景物として用いられた。…

※「ニュンファエウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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