ネオレアリズモ文学(読み)ネオレアリズモぶんがく(その他表記)Italian Neorealism; Neorealismo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネオレアリズモ文学」の意味・わかりやすい解説

ネオレアリズモ文学
ネオレアリズモぶんがく
Italian Neorealism; Neorealismo

第2次世界大戦中,もしくは大戦直後のイタリアに生れた文学傾向。反ファシズム闘争の経験からイタリアの社会的,文化的現実を直視して,それのもつ構造のゆがみをあばくことを学んだ作家たちは,他方,多様で直截的な民衆の言語を取入れることによって表現の枠を広げ,人間性変革の可能性を目指したネオレアリズモを生み出した。代表的作家に,パベーゼ,ビットリーニ,プラトリーニ,ベルト,モラビア,C.レービ,カッソーラ,カルビーノらがいる。しかし戦争の痕跡が消えていく頃になると,ネオレアリズモ文学も次第に読者との共通基盤を失い,1950年代には衰退に向った。

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